9月18日付高等教育・研究・イノベーション省（MESRI）の標記発表の概要は以下のとおり。

政府は破壊的なイノベーションの分野でフランスを主要大国にするという目標を定めた。

上記の一環でイノベーション審議会が選定し、イノベーション・産業基金が年1億5,000万ユーロのファンディングを行う、インパクトの大きい主要挑戦課題は、技術的障壁の打破を必要とする戦略分野における社会的課題へ応えることを目的とする。人工知能に関する次の2つの主要課題がイノベーション審議会によって採択された。
・人工知能による医学的診断の改善方法
・人工知能を活用するシステムの安全確保、認証、信頼性確保の方法

政府は、上記2件の主要課題の実施を担当する2名のプログラム・ディレクターを募集している。プログラム・ディレクターの任務は、推進する方法を提案し、課題の実施を担当するチームを選抜することによって、これらの担当する主要課題を達成することである。応募者には科学的能力、起業家的能力のほか、当事者間の連携を図る能力が特に求められる。

[DW編集局+JSTパリ事務所]