9月19日付国立研究機構（ANR）の標記発表の概要は以下のとおり。

ANRは、米国国立科学財団（NSF）、米国国立衛生研究所（NIH）、ドイツ連邦教育研究省（BMBF）、米・イスラエル科学財団（BSF）、日本情報通信研究機構（NICT）、スペイン国立研究機構（AEI）、国立カルロス3世研究所（ISCIII）と協力して、計算神経科学分野の第7回国際プロジェクト公募を開始する。この公募は米国のNSFの計算神経科学のCRCNS（計算神経科学における研究協力）プログラムの一環であり、申請の締め切りは2018年11月27日である。

コンピュータ科学、神経科学、その他多くの分野（生物学、数学など）の理論、方法、発見をもとに、計算神経科学は複雑な神経生物学システムに関する知識の向上を目的として、理論的枠組みと技術的アプローチを提案する。この分野における国際協力を強化するために、ANRはCRCNSプログラムの参加機関と提携している。

本プロジェクト公募は、神経系の機能と構造、脳障害を引き起こすメカニズム、およびその計算戦略について理解を向上させることを目的とした共同研究を支援する。今回公募の枠内で、共同研究プロジェクトやデータ共有プロジェクトの提案が可能となっている。

[DW編集局+JSTパリ事務所]