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- 国・地域名:
- ロシア
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- ロシア大統領府
- 元記事公開日:
- 2018/10/10
- 抄訳記事公開日:
- 2018/12/07
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東方経済フォーラムの審議を受けた大統領令:ルースキー島に大型科学技術センターの建設
- 本文:
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2018年10月10日付ロシア大統領府の標記発表によると、大統領は、2018年9月11日~13日に開催された東方経済フォーラムの結果を受けて、一連の大統領令を承認した。
ロシア連邦政府は、ルースキー(Russky)島に大型の科学技術センターを設立するために、同島に特別な法的地位を付与するよう指示を受けている。それによりイノベーション、つまりロボット技術、医療・バイオテクノロジー、無人自動車、海洋船舶、環境その他における最先端プロジェクトに相応しい環境を創出すると共にビッグデータ処理や情報セキュリティ向けのソフトウェアを専門とするテクノパークとデジタル開発センターをルースキー島に建設することを目的としている。
政府および戦略イニシアチブ機構は、極東連邦大学に拠点を置いて、極東連邦区の政府職員および起業家に対するデジタル経済運営に関する教育プロジェクト開発の機会を探るよう指示を受けている。潜在的には、このプロジェクトはロシアの他の地域にも拡大する可能性がある。
政府および大統領科学・教育会議幹部会は、基礎・応用物理学、薬科学、材料科学、化学、生物学、その他の分野における新規課題の解決を目的として、ルースキー島に独自のメガサイエンス級の科学施設を展開するよう指示を受けている。
極東連邦区のプロジェクトに関与する政府、Rosatom、Roscosmos、Gazprom、Rosneft、United Aircraft Corporation、Russian Helicopters、その他関係組織は、ルースキー島に技術施設やR&Dセンターを建設する機会を探るよう指示を受けている。
極東連邦区、関連組織、官・民団体を含む地域の政府および政府機関は、2025年までの極東開発国家プログラムを策定し、2035年までの見通しを立てるよう指示を受けている。
[DW編集局]