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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2018/05/24
- 抄訳記事公開日:
- 2018/12/10
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イノベーションの早期市場導入支援のため79件のプロジェクトに1億4,600万ユーロを投資
- 本文:
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欧州委員会の2018年5月24日付標記発表の概要は以下のとおり。
欧州委員会は、イノベーションの早期市場導入をはかるため、「欧州イノベーション会議(EIC)パイロット」の下で79件の革新的プロジェクトを支援する。EICパイロットの「中小企業支援策(フェーズ2)」および「イノベーションに対する早期対応策」の下で、上記プロジェクトは総額で1億4,617万ユーロの支援を受ける予定である。
採択されたプロジェクトには、電動アシスト自転車用の新型アンチロック・ブレーキシステム、海への石油流出を迅速に阻止する技術、アルツハイマー病の発症前兆候の検出ツール、溶接材料の結合を検出するスキャナなどがある。Horizon 2020(EUの研究・イノベーション・プログラム)の下で今年開始されたEICパイロットは、優れたアイデアを備え、国際的な規模拡大を目指すトップクラスのイノベーター、起業家、中小企業、科学者を支援するものである。
・「中小企業支援策(フェーズ2)」の下では、中小企業65社(プロジェクト64件)がそのイノベーション促進に1億1,007万ユーロの支援を受ける。
各プロジェクトは、実証試験、テスト、生産準備、規模拡大などのイノベーション活動の資金として最高250万ユーロの支援を受ける。イタリアの中小企業はファンディング対象に9社が採択されており、最も数が多い。スペインの7社、デンマーク、ドイツ、フランスの5社がこれに続く。採択された企業のほとんどが、ICT、医療、工学の分野で活動している。・「イノベーションに対する早期対応策」の下では、15件の革新的なプロジェクトが早期市場導入のために3,610万ユーロの支援を受ける。
各プロジェクトはおよそ200万ユーロの支援を受ける。この支援は、市場に近い比較的成熟した革新的技術、コンセプト、ビジネスモデルのためのものである。 [DW編集局]