[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州研究会議(ERC)
元記事公開日:
2018/05/31
抄訳記事公開日:
2018/12/11

ERCプロジェクトのインパクト調査:79%のプロジェクトがブレークスルーや大きな進歩を生み出す

STRIKING IMPACT OF ERC PROJECTS CONFIRMED: 79% BREAKTHROUGHS OR MAJOR ADVANCES

本文:

欧州研究会議(ERC)の2018年5月31日付標記発表の概要は以下のとおり。

ERCが資金支援するフロンティア研究の成果についての第三者による最近の調査によると、79%のプロジェクトが大きなインパクトを与えていることが示されている。19%がブレークスルーに、60%が主要な科学的進歩につながった。これらプロジェクトのほぼ半分はすでに経済、社会、政策立案に大きな影響を与えており、中長期的には約4分の3がそのような影響を与えると予測されている。

欧州委員会のカルロス・モエダス(Carlos Moedas)研究・科学・イノベーション担当委員は「この調査は、ERCプロジェクトの79%がブレークスルーや大きな進歩を生み出すことを示している。これは、独創的な研究の幻想的ではあるが予測できないほどのインパクトと、トップクラスの才能に彼らの科学的好奇心に沿って研究させることの必要性について語っている。このことはERCが支援するハイリスクのトップサイエンス研究が賢明な投資であることを再度明らかにしている。これは、欧州が繁栄し、世界レベルで競争力を有し、多くの人々に目に見えるような利益をもたらすために必要なことである。」と述べた。

科学的貢献が漸進的または顕著でないと見なされたプロジェクトは調査対象の21%だけであった。調査で他に判明したことは、多くのプロジェクトが学際的であること。 約70%が分野を超えて革新的な相互関係を創出している。

[DW編集局]