[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
エネルギー省(DOE)
元記事公開日:
2018/10/25
抄訳記事公開日:
2019/01/08

DOEが水の安全保障グランドチャレンジを開始

DOE Launches Water Security Grand Challenge

本文:

2018年10月25日付けのエネルギー省(DOE)による標記記事の概要は以下のとおりである。

リック・ペリーDOE長官は、本日、水の安全保障グランドチャレンジ(Water Security Grand Challenge)を立ち上げを発表した。これは、ホワイトハウスが開始し、DOEが主導した枠組みで、安全・安心で手頃な価格の水を求める世界的ニーズに応えるため、変革をもたらすような技術開発とイノベーションを推進するものである。

同チャレンジは、賞金、コンペ、初期段階の研究開発支援、パートナーシップ構築支援、その他のプログラムなどを組み合わせて、2030年までに米国が次の5つの目標を達成することを目指すものである。

1.コスト競争力のある清潔な水を提供する淡水化技術の開発
2.エネルギーセクターが排出する水の、廃水から資源への転換
3.新しい火力発電所における水への影響をほぼゼロにし、かつ既存の施設内での淡水使用度を大幅に低下させること
4.都市排水からの資源回収の倍増
5.都市部・農村部・先住民居住区・国家安全保障および災害対応のための、小型モジュラー式エネルギー水システムの開発

DOEは、同チャレンジについて環境保護庁(EPA)と提携し、他の省庁、業界、ステークホルダーとの共同作業の機会も求めていく。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]