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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2018/11/23
- 抄訳記事公開日:
- 2019/01/24
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欧州委員会が欧州オープン・サイエンス・クラウド(EOSC)を立ち上げ
- 本文:
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2018年11月23日付欧州委員会の標記発表の概要は以下のとおり。
欧州委員会、加盟国、科学コミュニティによる主要な取り組みに続いて、研究者が研究、イノベーション、教育のためにデータを保存、分析、再利用できるよう安全な環境を提供すべく、このほど欧州オープン・サイエンス・クラウド(EOSC)が立ち上げられた。
ガバナンス体制は、EOSCガバナンス委員会、執行委員会、および利害関係者フォーラムの各メンバーとして指名される人や機関で構成される。この体制の下で、戦略実行計画、年次作業計画、ならびにEOSCへの参加規則が共同で策定される。ガバナンス委員会の議長は欧州委員会が務め、各加盟国がそのメンバーを指名する。利害関係者フォーラムのメンバーシップは誰にでも開かれており、フォーラムを調整しサポートするために選ばれたコンソーシアムが、2019年1月に発表される予定である。
最初のサービスやリソース群へのアクセスを可能にするポータルの立ち上げは、2020年までにEOSCを完成させるための重要なステップである。このユニバーサル・エントリーポイントは、科学、技術、人文社会科学の170万人の研究者と7,000万人の専門家が、欧州の広範な国家、地域、機関の公的研究インフラから、増大する膨大な量の公開データやその他のリソースにアクセスすることを支援する能力を有する。
Horizon 2020の下で、2020年までにEOSCの設立のために6億ユーロが割り当てられている。EOSCの連合インフラを研究サイクルのすべてのフェーズや科学コミュニティ全体を網羅してより包括的にする取り組みでは、ユーザー層を公共・民間部門に広げるためのイニシアチブと連携して進めている。
[DW編集局]