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国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防科学技術研究所(Dstl)
元記事公開日:
2018/11/16
抄訳記事公開日:
2019/01/25

Dstlが最新の無人システム軍事演習「Autonomous Warrior 18」に参加

Dstl participates in the latest unmanned systems military exercise - Autonomous Warrior 18

本文:

2018年11月16日付国防科学技術研究所(Dstl)の標記発表の概要は以下のとおり。

Dstlは、(2016年の英国の「Unmanned Warrior」の成功を踏まえて)オーストラリア海軍とその国防科学技術(DST)グループが実施する演習、「Autonomous Warrior 18」に参加する。

オーストラリア、英国、米国、ニュージーランド、カナダの科学者、軍人、産業界の代表が結集して、「技術協力パートナーシップ(TTCP)の自律戦略チャレンジ」に取り組んでおり、航空、陸上、海上、海中の移動部隊をカバーする無人システムからなる混合艦隊の指揮統制を実証する。目的は、無人システムを使用して、武器密輸対策、地雷対策、広域状況の認識、基地防衛などの軍事・警護作戦を行うことである。

研究プログラムでは、デジタル・メッセージングと無人輸送手段の自律的行動を活用して、複数システムのハイレベルで適切な指揮統制を確立する方法を開発・把握することで、現在の無人システムの運用からの移行を実証することを目指している。

Dstlは海洋自律システム開発の最先端にあり、この演習に次の3つの要素で寄与している。

・Maritime Autonomous Platform Exploitation (MAPLE)
ハイレベルの指揮統制を狙ったもので、無人システム各分隊による軍事的任務遂行の自律的統括を可能にする。

・Maritime Autonomy Surface Testbed (MAST)
英国が設計・建造したユニークな船舶で、海を周航しながら高速航行も可能(近くの他の船舶を感知して安全に回避する)。

・Configurable Operating Model Policy Automation Control of Task (COMPACT)
複雑で動的な環境における無人システムのための自律型ポリシー管理ツールであり、有人および無人の対象がいる環境で自律システムの安全な運用を可能にするものである。

[DW編集局]