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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 光明日報
- 元記事公開日:
- 2018/12/09
- 抄訳記事公開日:
- 2019/02/06
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世界知的財産指標(WIPI)発表、中国は出願量で世界1位を維持
- 本文:
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世界知的所有権機関(WIPO)はこの頃、2017年度の世界知的財産指標(WIPI)を発表し、世界各国の特許出願数が317万件(前年より5.8%増)に達し、8年連続で成長を保ったと示した。うち、中国は国内特許、商標、意匠の登録等で1位を占めた。光明日報が伝えた。以下その概要をまとめる。
同WIPIによると、中国は2017年に受理した特許出願が記録的な138万件で世界で最も多く、米国(60万件)、日本(31万件)、韓国(20万件)、欧州特許庁(16万件)はその後に次いだ。また、その他の指標について、概ね以下である。
・商標の有効登録数について、全世界4,320万件(2017年の新規出願は911万件)のうち、中国は最も多く1,490万件、2位~4位は米国(220万件)、日本(190万件)とインド(160万件)。
・工業品意匠登録について、2017年新規出願の94.5万件のうち、アジアは2/3を占めた。そして、全世界有効登録の375万件において、中国は38.9%を占める146万件。
・創造経済について、11ヶ国の貿易、教育・科学、技術・医療3部門の出版業売上は2,480億米ドルに達した。中国(2,024億米ドル)、米国(259億米ドル)、ドイツ(58 億米ドル)と英国(47億米ドル)は上位をしめる。この他、海外特許の出願では、中国は15%の成長率で各国をリードしているという。
フランシス・ガリWIPO事務総長は同WIPIの発表に合わせて、中国は改革開放以降の40年間に特許制度の整備から国内イノベーション促進までに力を注ぎ、世界知的所有権のリードするまでになった他、世界知的財産権出願の成長を推し進めていると、中国の知的財産に関わる取組みを高く評価した。
[DW編集局]