[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
元記事公開日:
2018/12/06
抄訳記事公開日:
2019/02/13

「未来のフライト」開発のため産業戦略チャレンジ基金からの最大1億2,500万ポンドの投資

New backing to transform the UK's future through the modern Industrial Strategy

本文:

2018年12月6日付ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の標記報道発表の概要は以下のとおり。

グレッグ・クラークBEIS大臣は、英国の主導的航空宇宙業界、および都市や町における地上の交通渋滞や汚染に対処するための次世代交通機関に対する新規支援を発表した。航空宇宙セクター政策協定(Aerospace Sector Deal)により、垂直離陸機能を備えた電気飛行機、商品やサービス用のドローン、自律型航空機を含む「未来のフライト」が開発される予定である。

今回の包括的施策には、次の事項が含まれる。

・新産業戦略の支援の下に英国産業の振興を図り、英国が将来の産業において最先端の地位を確保できるようにするための、数億ポンドの新規投資パッケージ。これには「未来のフライト」の開発のための産業戦略チャレンジ基金からの最大1億2,500万ポンドの投資が含まれる。
・ブリストルにある GKN Aerospace 社のグローバル・テクノロジー・センター新設に対する1,500万ポンドの政府投資。
・政府・産業界の新しい航空宇宙セクター政策協定には、グローバルなステージでの競争力を高めるための中小企業向けサプライチェーンの支援提案と、航空業界における女性の就業者数を増やすという取り決めが含まれている。

航空宇宙セクター政策協定の一環として、政府は「未来のフライトチャレンジ」(Future Flight Challenge)を開始している。これは、航空宇宙産業やその他の製造業者に対して、新たな技術やインフラの研究・設計のために最大1億2,500万ポンド(産業界が同額を投資する)を投資するものである。これにより、渋滞緩和のために空域を利用する電気飛行機や自律型航空機の開発を支援し、都市部における未来の輸送を変革する。産業界は初めは(大型旅客機用に開発する前に)、小型航空機とドローンに焦点を置いて、新技術の適合性を確保する予定である。2026年までに、政府と産業界は共同で将来の英国の航空宇宙に40億ポンド以上を投資することになる。

[DW編集局]