[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2018/12/04
抄訳記事公開日:
2019/02/21

NSFとNASAがホワイトハウスのSTEM教育戦略への支援を表明

NSF, NASA announce commitments to support White House strategic plan on STEM education

本文:

12月4日付けの国立科学財団(NSF)による標記記事の概要は以下のとおりである。

NSFは、米国航空宇宙局(NASA)、国立標準技術研究所(NIST)、米国海洋大気局(NOAA)、米国地質調査所(USGS)と連携し、将来に亘ってSTEM(科学・技術・工学・数学)人材の多様化に永続的影響を与えるプログラムであるNSF INCLUDESを実施している。

本プログラムは、ホワイトハウスによるSTEM教育のための5カ年戦略計画「成功への進路を示す:連邦のSTEM教育戦略(Charting a Course for Success: A Federal Strategy for STEM Education)」に呼応するものである。その連邦の計画では、州および地方のステークホルダー、教育界、産業界との協力のもと、STEM教育推進における連邦政府の役割が示されている。

NSF INCLUDESは、科学的活動への参画者拡大に焦点をあてた全米ネットワークを通じて、米国のSTEMのリーダーシップを強化することを目指している。2016年度に開始された本プログラムは、STEMへの幅広いアクセスを通じて多様性を増加させることで、国のイノベーション能力を維持するというホワイトハウスの戦略計画の目標に適うものである。

NSFは、この戦略計画を支援するために、新たに設立した「データサイエンス・コープス(Data Science Corps)」に1,000万ドルを投入する。「データサイエンス・コープス」とは、国、州、地域のレベルで、労働者にデータサイエンスの基礎訓練を行い、新たなスキルや経験を提供するものである。また、NSFは2019、2020年度の大学院生向けの200件のインターンシップに一人あたり最大5万5,000ドルを提供する予定である。

NASAは、NSF INCLUDESを支援するための新たな共同の取組みを行う予定である。NASA諮問委員会は、STEM教育に関する臨時タスクフォースを常設の委員会に昇格させる。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]