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- 国・地域名:
- オランダ
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- オランダ科学研究機構(NWO)
- 元記事公開日:
- 2018/10/02
- 抄訳記事公開日:
- 2019/02/21
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社会科学分野の日欧国際共同研究プログラム(ORA)
Fourteen Dutch Researchers Funded for Collaborative Projects across Europe and Japan
- 本文:
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オランダ科学研究機構(NWO)の2018年10月2日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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オランダ科学研究機構(NWO)が参加する欧州の資金供与スキームである、社会科学のためのオープンリサーチエリア(ORA)は、欧州と日本のアカデミアが社会科学分野における様々なプロジェクトで共同できるプログラムであり、このほどオランダの研究者14人を含む16件の研究提案が採択され、1,700万ユーロが助成されることとなった。この共同プロジェクトは、政策立案や実践の際に反映されるよう、個人および社会の行動に対する理解をさらに深めることを意図している。研究概要を記した提案の予備審査の後、ピア・レビューによって、63件の正式なプロポーザルから16件のプロジェクトが選ばれた。
ORAでは、フランス、ドイツおよびオランダの資金供与機関のほか、英国の経済社会研究会議(Economic and Social Research Council)が協力している。ORAは、国際的な資金供与制度で多く見られる官僚主義的な障壁や制約を最小限に抑えることで、社会科学分野における国際協力を強化することを狙いとした定評あるスキーム。
ORAに参加する4つの機関は、前回と同様、今回も日本学術振興会との協力を歓迎している。こうした協力関係により、日本人研究者はORAが資金供与したプロポーザルと並行して補足プロジェクトに参加することが可能になる。日本が協力する3件のプロジェクトが資金提供の対象となっている。
2010年にスタートしたORAの公募は、今回で5回目となる。2016年に行われたプログラム評価では、2段階の審査を経るなど、いくつかの修正を加えたうえでスキームを継続すべきとの建設的な提言がなされた。この結果、申請者はまずプロポーザルの概要を記した研究提案書を提出することとなり、これらが専門家審査委員会によって審査される。
次に、優れていると判断された研究提案書の申請者に対し、正式なプロポーザル提出が要請される。今回、この第2段階の審査には、63のプロジェクト・チームがプロポーザルを提出するよう求められた。プロポーザルはピア・レビューを経た後、各国の学術専門家の審査委員会によって審査される。
[JSTパリ事務所]