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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 英国宇宙庁
- 元記事公開日:
- 2018/12/07
- 抄訳記事公開日:
- 2019/02/27
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NASAの「インサイト」探査機が火星の音を検出
A UK instrument has captured the first sounds ever recorded directly from Mars.
- 本文:
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2018年12月7日英国宇宙庁の付標記発表の概要は以下のとおり。
英国宇宙庁が支援するNASAの「インサイト」探査機は、風による振動によって引き起こされた不気味な低いごう音を記録した。これらの振動は、英国で開発された超高感度地震計と、着陸船の甲板に設置された気圧センサーによって検出された。両機器は火星の風を異なる方法で記録した。地震計は、風が着陸船の太陽電池パネルの上を移動するときの振動を記録した。それぞれの太陽電池パネルは直径が2メートル以上あり、巨大な一対の耳のように着陸船の側面から突き出ている。気圧センサーは、大気の変化から直接振動を記録した。
内部構造調査目的の地震実験に使用される地震計(SEIS)が、このミッションの間、上記の音を検出することができるのはこの時だけである。SEISは数週間以内に、「インサイト」のロボットアームによって火星の表面に設置されることになっている。
SEISには、英国宇宙庁から400万ポンドの資金支援を受けて、インペリアル・カレッジ・ロンドン、オックスフォード大学、STFC RAL Space社が共同開発した3つの短周期センサー(SEIS SP)が搭載されている。
[DW編集局]