[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防高等研究計画局(DARPA)
元記事公開日:
2018/12/10
抄訳記事公開日:
2019/02/27

エレクトロニクス再興イニシアチブ(ERI)のフェーズ2の開始

Bringing Advanced Microelectronics to Revolutionary Defense Applications

本文:

2018年12月10日付けの国防高等研究計画局(DARPA)による標記記事の概要は以下のとおりである。

今日の重要な国防総省(DOD)のシステムとプラットフォームは、国家のセキュリティ目標に対処するために先進的な電子機器に依存している。DARPAは、半世紀に及ぶエレクトロニクスの進歩が直面している課題に取り組むために、エレクトロニクス再興イニシアチブ(ERI)を開始している。これは国内電子システムの将来に向けて5年間に15億ドル以上の投資を行うものである。また、DARPAは11月にERIフェーズ2を発表してERIを拡大させ、防衛産業の技術ニーズと能力をエレクトロニクス業界の商業上および製造上の現実とをさらに関連させていくことを目指している。

ERIフェーズⅡの重要な焦点の1つは、様々なERIプログラムとそれらの防衛への応用の可能性との関係を強化することである。そこでDARPAは、12月19日に防衛産業基盤(DIB)内の指導者達を招集して、DODニーズに合った形でERIの技術をさらに発展させ、実証する機会を議論するため、「提案者の日」(Proposers Day)を開催する予定である。このイベントで、DARPAのプログラムマネージャーは、自律・人工知能、大規模エミュレーション、サイバーセキュリティ、宇宙アプリケーションなど、ERIの防衛への応用の可能性のあるアイデアを説明する。さらなる対話と連携を促進するために、参加者はエレクトロニクス・イノベーションを国防ハードウェアに移行させるには、どのようにサポートするのが最適かについての情報を提供する機会を得られる。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]