[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防高等研究計画局(DARPA)
元記事公開日:
2018/12/17
抄訳記事公開日:
2019/03/11

DARPAが極超音速機を冷却させる構造と材料の研究開発プロジェクトを始動

New Materials Architectures Sought to Cool Hypersonic Vehicles

本文:

12月17日付けの国防高等研究計画局(DARPA)による標記記事の概要は以下のとおりである。

極超音速機は、マッハ5以上で飛行する際に周囲の空気との激しい摩擦熱を生じるため、高速度における、溶鉱炉の中のような高温に耐えうる構造の開発が技術的課題となっている。この課題に対処するために、DARPAは、MACH(Materials Architectures and Characterization for Hypersonics)プログラムの新設を公表した。MACHプログラムは、極超音速機の鋭利で形状安定性があり冷却可能な翼端のための新たな設計と材料を開発し実証するものである。

MACHプログラムは2つの技術分野で構成される。一つは、スケーラブル・ネットシェイプ製造と先進サーマルデザインに基づいて、翼端を冷却させる完全統合型パッシブ熱管理システムの開発と完成であり、もう一つは、次世代の極超音速材料の研究開発である。本プログラムは、熱工学および設計、高度な計算材料開発、構築材料設計、製造および試験(高温金属、セラミックそしてそれらの複合材料のネットシェイプ製造を含む)、極超音速の最先端設計および性能、ならびに先進熱防護システムに関する専門知識を求めている。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]