[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)
元記事公開日:
2018/12/13
抄訳記事公開日:
2019/03/13

2018年の「科学の醍醐味」賞、選考対象リスト

PRIX LE GOÛT DES SCIENCES

本文:

2018年12月13日付高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)の標記発表の概要は以下のとおり。

MESRIは、科学的著作を表彰する「科学の醍醐味(Le goût des sciences)」賞の2018年の選考対象リストを発表した。

賞の目的は、その職務を奨励し、科学文化の重要性を確認し、研究者や出版社の仕事の価値を評価することにある。毎年、「科学の醍醐味」賞は、大人向けの著作と青少年向けの著作を表彰することによって、科学の啓蒙媒体として最も優れた出版物を特定する。

2009年の創設以来、「科学の醍醐味」賞は、次の2つのカテゴリーにおいて、公衆への科学的な啓蒙の観点から質の高い作品の著者を毎年評価している。

  • 「科学書」賞は、非専門家の公衆が、特定の進歩、研究、科学的発見、ならびにそれらが周囲の世界に与える影響について理解するのに役立つ著書を特定する。
  • 「青少年科学書」賞は、9~13歳の子供が科学的な疑問に親しめるようになることに役立つ著作を評価する。

すべての科学的テーマを網羅する「科学の醍醐味」賞は、一般大衆が分かるように解説した一般向けの科学書を取り上げて表彰するものである。毎年、各カテゴリーで約20冊の著書が賞の獲得を目指して競争する。

2017年は、大人向けの著書ではJean-Baptiste de Panafieu著「渚のダーウィン(Darwin à la plage)」(Dunod社刊)が、また青少年向け著書ではHélène Rajcak / Damien Laverdunt著「見えない微小動物の世界(Les mondes invisibles des animaux microscopiques)」(Actes Sud Junior社刊)が受賞した。

2018年の選考対象には、「科学書」賞で23件、「青少年科学書」賞で18件がリストに挙げられている。賞の授与は2019年3月の予定。

[DW編集局+JSTパリ事務所]