[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
元記事公開日:
2019/01/17
抄訳記事公開日:
2019/03/15

BMWiが海洋資源の環境に優しい、経済的な利用に関する 「MARITIME.value」を発表

BMWi stellt neuen Forschungsschwerpunkt „MRITIME.value“ zur umweltfreundlichen und wirtschaftlichen Nutzung von Ressourcen im Meer vor

本文:

ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)は環境に優しい、経済的な海洋資源利用に関する新研究重点プログラム “MARITIME.value”を発表し、概略下記のような報道発表を行った。

1月17日BMWiは海洋研究計画の枠組みの中で、新研究重点プログラム MARITIME.value”を発表した。海洋資源はますます重要になっており、これまでの石油やガスと並び、特に洋上風力発電のような再生可能エネルギー、海の鉱物資源が重要となる。

連邦政府の海洋経済コーディネーターを務めるブラックマン(Norbert Brackmann)連邦議会議員は、「エロクトロモビリティとデジタル化というメガトレンドによって海洋は貴重な資源やエネルギーの源として重要性を増している。未来技術のための資源の開発および加工に関する経済性だけでなく、環境にも優しく、持続的な技術を開発することが重要となる。しかしウインドファームのような、海上の新しいインフラの新たなメンテナンスおよびモニタリングのコンセプトも問題となってくる。ロボット性能、ナビゲーション、エネルギー源、人工知能、通信技術における進歩は、これまで海洋産業には閉じられていた新規市場への扉を開くことに役立つ。このために我々は堅牢で、自律した、スマートな、環境に優しい、手頃な価格の総合システムを必要とする。」と語った。

BMWiによる海洋研究の振興

連邦政府は海洋産業による現在の重要課題の克服を支援するため今後4年間に2億1,500万ユーロを提供する。内容的には、従来の海上輸送からの脱却、空気中の有害物質や温室効果ガスの削減、SMART Systemsとプロセスデジタル化、海洋安全性アーキテクチャーに関する新たな要件、並びに海洋資源の環境に優しい、持続的な利用の実現等である。

[DW編集局]