[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防科学技術研究所(Dstl)
元記事公開日:
2018/12/20
抄訳記事公開日:
2019/03/15

Dstlの国防・安全保障を目的とした「量子センシング」プロジェクト

Calling notice: Quantum Sensing for Defence and Security

本文:

2018年12月20日付国防科学技術研究所(Dstl)の標記発表の概要は以下のとおり。

「量子センシング」は、国防科学技術研究所(Dstl)のプロジェクトで、英国の国防・安全保障アプリケーション向けの量子センシング技術を産業界や学界と共同で開発・実証するものである。「将来のセンシング・状況認識」プログラムによって資金支援を受ける本プロジェクトは、力を結集した量子技術共同体を創設して、展開可能な解決策に向けて技術的進歩を実証するという「英国国家量子技術」プログラムの構想と一致するものである。

この課題に応えるため、Dstlは2月26日にロンドンで”Quantum Sensing Community of Interest”会議を開催する。この会議の目標は次のとおり。

・全球測位衛星システム(Global Navigation Satellite Systems)への依存軽減のための解決策に焦点を合わせて、ナビゲーションと量子のコミュニティを一体化すること。
・軍事利用のニーズを明確にし、量子ベースのナビゲーション関連技術をより高い即応能力を備えた技術レベルに引き上げる目的で、新しい産学連携を資金支援するというDstlの意向を発表すること。
・英国研究・イノベーション機構(UKRI)および国防装備・支援本部(DE&S)からの連係資金支援の機会について産業界および学界に告知すること。
・量子センシングとイメージングの将来の可能性について、より広範な議論をすること。

[DW編集局]