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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- エネルギー省(DOE)
- 元記事公開日:
- 2019/01/17
- 抄訳記事公開日:
- 2019/03/22
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エネルギー省が電池リサイクル技術コンテスト開始と電池リサイクル研究開発センター設立を発表
Energy Department Announces Battery Recycling Prize and Battery Recycling R&D Center
- 本文:
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1月17日付、エネルギー省(DOE)による標記記事の概要は次のとおりである。
リック・ペリー(Rick Perry)DOE長官はリチウムイオン電池のリサイクル技術コンテストを開始し、関連する電池リサイクル研究開発センターの設立を発表した。これは家電、防衛、エネルギー貯蔵、輸送用途に使われているリチウム・ベースの電池技術(製品)からコバルトやリチウムなどの希少物質(critical materials)を再利用し、リサイクルしようとするものである。
「米国は希少物質を諸外国に頼っていることで、エネルギー安全保障と国家安全保障が弱体化している。DOEは革新的なリサイクル技術を開発するために、民間企業、大学、国立研究所の競争力と資源を活用する。それにより、経済成長が増進され、エネルギー安全保障が強化され、環境が改善される。」とペリー長官は述べている。
リチウムやコバルトのような希少物質は高価で、生産を海外の資源に依存している。大統領令13817にも「希少鉱物のリサイクルや再処理技術の開発」の必要性が、「希少鉱物の安全で信頼のおける供給を確保する」という広義の戦略の一部として述べられている。
リサイクル技術コンテストと研究開発センターの目標は米国内の全てのリチウム・ベースの電池技術(製品)の90%を有益に回収する技術を開発することである。現在、リチウムイオン電池の回収・リサイクル率は5%未満である。
電池リサイクル技術コンテストは米国の起業家に対し、廃棄されたリチウムイオン電池を回収、貯蔵、輸送、リサイクルするための革新的な解決策を見出すことを促すものである。解決策の開発を加速するために企画された、コンセプト、試作、デモの3段階で競争に打ち勝った勝者に総額550万ドルが授与される。
リチウム電池物質を回収するための経済効果の高いリサイクル処理に焦点を当てたリチウム電池研究開発リサイクルセンターの設立には、総額1,500万ドルが投資される。センターはアルゴンヌ国立研究所、国立再生可能エネルギー研究所、オークリッジ国立研究所に主導される。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]