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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国立衛生研究所(NIH)
- 元記事公開日:
- 2019/01/23
- 抄訳記事公開日:
- 2019/03/29
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アフリカの次世代科学リーダーを支援する新フェローシッププログラム
New fellowship program will support the next generation of African scientific leaders
- 本文:
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2019年1月23日付けの国立衛生研究所(NIH)による標記記事の概要は以下のとおりである。
アフリカ諸国の研究能力を高め、継続的な科学的パートナーシップを発展させるための新しいフェローシッププログラムの一環として、10名のアフリカの科学者が選出され、NIHでトレーニングを受ける。NIH、アフリカ科学アカデミー、およびビル&メリンダゲイツ財団がアフリカのポスドク研修イニシアチブ(African Postdoctoral Training Initiative)を創設するために協力している。
選出された科学者たちは、2019年初頭にNIHの受入研究室で任に就く。NIHは、これらの科学者が関心を持つ分野の主任研究者の下で、2年間のトレーニングの機会を提供する。トレーニング終了後、アフリカの科学者たちは彼らの所属機関に戻り、研究を継続し、彼らが独立した研究者としての地位を確立するために2年間の支援を受ける。NIHとゲイツ財団は、このプログラムのために共同で約400万ドルを支援する。
フェローは、ガーナ、マリ、ナイジェリア、エチオピア、ケニア、エジプトの6つのアフリカ諸国の出身である。彼らはNIHの7つの研究所の研究室とマッチングされ、感染症、母子保健、糖尿病を含むそれぞれの国での研究の優先事項である疾病や健康状態について研究を行う。
このフェローシッププログラムは、博士号を取得し、研究経験5年未満のキャリア初期の科学者を対象としている。また、候補者はアフリカのいずれかの国の国民であり、アフリカの学術機関、研究機関、または政府機関のいずれかで雇用されていることが必須である。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]