2019年1月16日付国立研究機構（ANR）の標記発表の概要は以下のとおり。

ASTRIDプロジェクト第9次公募（防衛分野の研究・イノベーション向け特定支援で、ANRが実施し、軍事技術総局（DGA）傘下の防衛・イノベーション庁（AID）が資金支援する）がこのほど開始された。申請書の提出期限は2019年3月1日である。

2011年にDGAとANRによって創設されたASTRID プログラムは、二重の研究プロジェクト（つまり結果としてのスピンオフが同時に民生用・軍事用の双方に関与する）の支援を目的としている。これにより（技術習熟度レベルが1～4の）極めて先駆的・革新的性格の研究への資金支援が可能になる。

本プログラムの枠内では、幅広い科学テーマが支援対象となる。情報工学・ロボット技術、流体と構造体、音波と電波、ナノテクノロジー、フォトニクス、材料、化学・エネルギー、生物学・バイオテクノロジー、人間とシステム、環境・地球科学などである。「ビッグデータ、データマイニング、データ駆動型AI、機械学習など」と「人文社会科学（SHS）」という2つの学際的テーマも支援対象とされる。2019年は、軍事省は人工知能（AI）分野に特に重点を置いている。

[DW編集局+JSTパリ事務所]