ドイツ連邦教育研究省（BMBF）は研究およびイノベーションにおけるダイナミズム向上に関する委員会（Hightech-Forum）の改組にあたり、概略下記のような報道発表を行った。

1月31日アカデミア、経済界、社会団体から20名の専門家で構成されるハイテクフォーラムが設立会合を実施した。委員は政治家と共同でハイテク戦略2025の実行や展開に関して助言を行う。

ハイテクフォーラムのアジェンダにはいかにしてドイツのイノベーションシステムが新たな技術的チャンスをより迅速に捉えることができるのか、その際どのようにすれば持続的に発展させることができ、国際競争において的確なポジショニングを図れるのかといった重要な未来問題が記載されている。こうした課題に関して、議会任期期間終了（2021年）までに答えを見出さなければならない。

ハイテクフォーラムの議長はルフト（Christian Luft）BMBF事務次官およびフラウンホーファ協会のノイゲバウアー（Prof. Reimund Neugebauer）会長が共同で務める。ルフト次官はその目標を明確にしており、「今後の技術開発の先頭に立っていくためにも、アカデミア、経済界、社会団体との継続的な対話を求めていく。知識は自己目的だけでなく、ドイツ市民のために最大限の利益をもたらすべきものである」と語り、またノイゲバウアー会長は「知識と技術を迅速に且つ効果的に実用へと移行させていきたい。一貫性をもったハイテクフォーラム実行提言によって、ドイツがダイナミックなイノベーション拠点としてのトップの位置づけを確固たるものにすることに貢献していく」と語った。

[DW編集局]