[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
政府説明責任局(GAO)
元記事公開日:
2019/01/29
抄訳記事公開日:
2019/04/01

政府説明責任局が科学技術に関するアセスメント・分析能力を強化

GAO Deepens Science and Technology Capabilities

本文:

1月29日付けの政府説明責任局(GAO)による標記報道発表の概要は以下のとおりである。

GAOは、本日、科学技術関連の情報に対する、議会の増大するニーズにより適切に対応するため、科学・技術アセスメント・分析チームを新設した。議会の監視機関であるGAOは、それが有している技術アセスメントと科学技術評価の機能を、単一の、より卓越した部署に統合し、強化することによって、AI、再生医療、5G無線通信や量子計算といった最先端のテーマに関して、立法者への支援を拡大する。

これまでのしばらくの期間、GAOは、連邦政府の機関やプログラムに関するレビューと関連して、科学技術に関する問題を調査してきた。科学技術に関する業務を一元化し、追加のリソースを与えることにより、議会のための業務の強化につながる相乗効果が期待される。2019会計年度立法府歳出法案両院協議会報告書の記述と合致して、チームは、

  •  技術アセスメントを行うとともに、議会に対し技術的支援を直接提供する
  • 連邦政府の科学技術プログラムについて調査する
  • コスト、スケジュール、技術成熟度評価など、理工学におけるベスト・プラクティスを蓄積し、活用する
  • 新しい高度な分析能力、情報保証監査や、監査実務に大きなインパクトを与えると予測される新興技術について探索し、試行し、配備するための監査イノベーション研究室を設置する

ティモシー・パーソンズ(Timothy Persons)主任科学者兼部長と、GAOの天然資源・環境監査チームの前部長であるジョン・ニューマン(John Neumann)部長が、共同で新しい部署を管理する。GAOは現在の科学技術担当の全職員の規模を、今後数年間で倍増する予定である。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]