[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
エネルギー高等研究計画局(ARPA-E)
元記事公開日:
2019/02/01
抄訳記事公開日:
2019/04/02

DOEが浮体式洋上風力発電の新技術に2,800万ドルの助成を発表

Department of Energy Announces $28 Million for Offshore-Wind Energy

本文:

2月1日、DOEは、エネルギー高等研究計画局(ARPA-E)の新規の「航海技術と統合サーボ制御を用いた軽量の浮体式洋上風力発電」(ATLANTIS)プログラムに最大2,800万ドルの助成を行うと発表した。ATLANTISのプロジェクトは、制御共同設計(CCD)の手法を用いて、浮体式洋上風力発電(FOWTs)のための新技術を開発する。

CCDの手法は、多様な工学分野を結集し、デバイスの設計を、逐次的ではなく同時並行的に進める。CCDアプローチは、伝統的な設計方法では不可能なFOWTsを建造するための新しい方法の開発を可能にする。

米国の洋上風力発電に最適な場所の多くは、海底に固定する従来型の洋上風力発電には水深が深すぎる海域に見出される。浮体式は一連の技術的な課題があり、成功のためには、ATLANTISのプロジェクトは、タービン効率を維持あるいは増大させつつ、重量出力比を最大化する設計アプローチを必要とする。

ATLANTISプログラムの助成は、様々な学問分野、技術セクター、組織から科学者、技術者および実践家を結集させて、協力を奨励し、多様で経験に富んだプロジェクト・チームを構成させる。ARPA-Eのプロジェクトは、単独のグループだけでは達成が不可能な科学的・技術的発見を促進することを意図している。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]