2019年1月21日付国立科学研究センター（CNRS）の標記報道発表の概要は以下のとおり。

CNRSパリ・ディドロ大学と、イスラエルのテルアビブ大学、ヘブライ大学（エルサレム）、ワイズマン科学研究所はこのほど、イスラエルで最初の国際共同研究ユニット（UMI）”Filofocs“をコンピュータ・サイエンス分野において設立した。

2019年1月に設立されたUMI Filofocsは、向こう5年間に渡ってコンピュータ基礎科学を研究する仏・イスラエル研究所であり、その能力と限界を理解するべくコンピューティングの基礎に焦点を当てる。この研究は他の分野にも応用され、通信ネットワーク、バイオインフォマティクス、量子コンピューティングの分野における応用を目的としたツールも提供する。

この新しい研究室の本部はテルアビブ大学の精密科学学部に置かれ、他の2つのイスラエルの参加機関である、ヘブライ大学（エルサレム）とワイズマン科学研究所にも研究施設がある。これら3機関のコンピュータ・サイエンス部門は世界的に有名で、その研究者の中には、計算機のノーベル賞と言われるチューリング賞の受賞者が数人いる。

[DW編集局+JSTパリ事務所]