[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防総省(DOD)
元記事公開日:
2019/02/04
抄訳記事公開日:
2019/04/03

DODがコンピューティング機能とストレージ機能をクラウドに移行

Clear Skies for DOD Cloud Initiative

本文:

2019年2月4日付の国防総省(DOD)による標記発表の概要は以下のとおりである。

DODの最高情報責任者(CIO)はこのほど、DODクラウド・イニシアチブを公表し、そのコンピューティング機能とストレージ機能をクラウドに移行すると発表した。

DODがクラウド戦略を必要とする最大の理由は、誰もが共通の言語で話し、自分たちが到達しようとしている最終的な状態を理解するための結集点となるからである。

クラウドの重要な特徴の1つは、コンピューティング速度の高速化である。これにより、新しい機能を立ち上げてそれらを兵士の手に渡せるようになるまでの時間が短縮される。第2に、DODは次世代のアプリケーションを異なる方法で構築することができる。さまざまな商用クラウド・プロバイダーが提供するすべての新技術を活用して、より強靱なアプリケーションを作成することができる。第3に、従来のコンピューティングで常に問題となっていたことの1つは、兵士が戦術的に外れた場所にいるとき、クラウドが他の場所にあることである。クラウド化により、我々はクラウド上に搭載された新しいアプリケーションで、その計算能力を取り出すことができ、そして戦術的前線にいる兵士の手に直接渡すことができる世界が実現する。

  • JEDIクラウド
    クラウド戦略には、(DODがそのニーズを満たす企業クラウド・ソリューションの導入に役立つ)、共同企業国防インフラ(JEDI)と呼ばれる史上初の企業汎用クラウドなど、複数のクラウド・プロバイダーが組み込まれている。
  • サイバーセキュリティ
    クラウドの重要な機能は、その最高水準のセキュリティにある。
  • 最新のデジタル技術
    優れた人工知能(AI)アプリケーションを構築するには、大規模なコンピューティングと大容量のストレージ機能が必要になる。AIを最大限に活用するためには、クラウドの導入が不可欠である。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]