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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 米国航空宇宙局(NASA)
- 元記事公開日:
- 2019/02/06
- 抄訳記事公開日:
- 2019/04/05
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NASAとNOAAが、温暖化傾向が続く中2018年は4番目に暖かい年となったと指摘
2018 Fourth Warmest Year in Continued Warming Trend, According to NASA, NOAA
- 本文:
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2月6日付けの米国航空宇宙局(NASA)による標記記事の概要は以下のとおりである。
NASAと海洋大気局(NOAA)による分析によると、2018年の地球表面温度は1880年以来4番目に暖かかった。NASAのゴダード宇宙研究所(GISS)の科学者によれば、2018年の世界の気温は1951年から1980年の平均よりも、華氏で1.5度(摂氏で0.83度)高かった。世界的に見て、2018年の気温は2016年、2017年、2015年に次ぐもので、最新の記録において過去5年間は総合的に最も暖かい年となっている。
GISSのギャビン・シュミット(Gavin Schmidt)所長は、1880年代以来、世界の平均地球表面温度は華氏で2度(摂氏で1度)上昇しており、この温暖化の大部分は、人間活動によって引き起こされる二酸化炭素やその他の温室効果ガスの大気への排出量の増加によるものであると述べている。北極地方で温暖化の傾向が最も強く、2018年は海氷の減少が続いており、グリーンランドと南極の氷床の大量の損失が海面上昇に寄与し続けている。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]