[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
全米科学・工学・医学アカデミー(NASEM)
元記事公開日:
2019/02/07
抄訳記事公開日:
2019/04/08

NASAと産業界のパートナーシップによる月探査支援

Partnerships Between NASA and Industry Can Support Lunar Exploration, Say Two New Reports

本文:

2019年2月7日付けの全米科学・工学・医学アカデミー(NASEM)による標記記事の概要は以下のとおりである。

「月探査への新たな関心は月科学に大いに役立つ可能性があり、民間企業とNASAの科学ミッション局(SMD)との間のパートナーシップによって促進されるプログラムに発展する可能性がある。」とNASEMによる一対の報告書は主張している。これらの報告書、「NASA SMDの月面科学探査イニシアチブの惑星科学的側面のレビュー」および「NASA SMDの月面科学探査イニシアチブの商業的側面のレビュー」では、NASAの科学局が2017年の大統領令(短期的には月を対象とした、商業的・国際的なパートナーとの革新的で持続可能な探査プログラムを主導するためのもの)に対応して講じた迅速で効果的な措置を評価している。

NASAの2019年度予算要求案は、SMDの「新しい月発見と探査プログラム」に約2億ドルを要請している。この資金の一部は、分析のための原始の月面サンプルの入手や月面での科学的探査のための機器の開発など、既存の研究機会を通して月面研究を支援するために支出される。

月科学に対する支援の再活性化に加えて、SMDのプログラムは、月面での科学の遂行を支援するために、産業界との新しい革新的なパートナーシップを推進する。商用月面輸送サービス(CLPS)プログラムを通じて、商業的に提供される月面着陸船、月面ローバー、そして将来の軌道上サービスさえもが公募対象になる。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]