2019年1月29日付ビジネス・エネルギー・産業戦略省（BEIS）の標記報道発表の概要は以下のとおり。

Horizon 2020の研究ファンディングを受けている英国企業は、詳細を政府に登録しておく必要がある。そうすれば、英国が合意なしでEUを離脱しても、継続して資金を受けることができる。

EUのHorizon 2020研究プログラムなど、Brexit以前に公的機関や民間組織から提出され、英国が獲得に成功したファンディング案件の全てを保証する旨、政府が発表したのを受けて、2018年9月に政府のオンラインポータルが立ち上げられた。

現在までに、潜在的には8,200件ほどあるうち、約5,500件のポータルへの登録があった。そのうち、およそ4,500件が高等教育機関からのものであり、およそ1,000件が企業、研究機関、公共団体、慈善団体からの登録である。

英国研究・イノベーション機構（UKRI）によって管理されているオンラインポータルは、助成金を受けている英国の組織へのファンディングの継続性支援の第一歩である。Horizon 2020のファンディングを政府が肩代わりする必要がある場合に、英国の研究者や企業が次のステップについて知ることができるように、受給者が基本的な情報を入力するよう求めている。

[DW編集局]