[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防省(MOD)
元記事公開日:
2019/02/04
抄訳記事公開日:
2019/04/11

英国陸軍が兵士訓練にバーチャルリアリティを活用するための調査に100万ポンドの支援

British Army tests innovative virtual reality training

本文:

2019年2月4日付国防省(MOD)の標記発表の概要は以下のとおり。

英国陸軍は、バーチャルリアリティをどのように兵士の訓練に組み込むかを調査するために、ソフトウェア開発者と100万ポンドの支援契約を締結した。

「陸上訓練におけるバーチャルリアリティ」(VRLT)パイロットは、軍事シミュレーション・訓練ソフトウェアの世界的開発者であるBohemia Interactive Simulations社(BiSim) によって開発されたものである。VRLT パイロットの目的は、この技術の利点を活用して今後の陸軍訓練を強化することである。

この委託契約では、最前線の兵士のための最先端のアイデア開発を支援する8億ポンドの国防イノベーション基金を通じて助成が行われた。

VRLT パイロットでは、次のような特定のVRアプリケーションをテストする。

  • 環境イマージョンを改善する高解像度VRヘッドセット
  • 兵士が物理的な対象を見て、相互作用することを可能にする複合現実感
  • 現実の顔の特徴と体型を複製したアバターのカスタマイズにより、仲間の兵士の認識を可能にする
  • アクション後のレビュー機能強化。データのキャプチャーと分析を行い、兵士が自身のパフォーマンスをより深く理解できるようにする

VRLTにより、訓練場で再現することが容易ではない複雑で敵対的なシミュレーション・シナリオを幅広く兵士に訓練させることが可能となった。

[DW編集局]