[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
エネルギー省(DOE)
元記事公開日:
2019/02/12
抄訳記事公開日:
2019/04/12

DOEが植物・微生物の新しいゲノム研究に6,600万ドルの支援を発表

Department of Energy Announces $66 Million for Research on Plants and Microbes

本文:

2月12日付、エネルギー省(DOE)の標記記事の概要は次のとおりである。

DOEは植物と微生物の新しいゲノム研究に6,600万ドルの支援をすると発表した。

3,000万ドルの植物イニシアチブは、バイオエネルギーやバイオ製品として利用される植物の遺伝子機能に関する知識を深めることを目的とした研究や技術イノベーションに焦点を当てる。植物ゲノムのある特定の場所と特殊な植物挙動・特性との関係を正確にとらえることを目標とする。

微生物イニシアチブは、微生物コミュニティが土壌や環境の中で栄養素をいかに循環させるかについての研究に3,600万ドルを投資する。目的は微生物が植物生命や地球環境を形成する上で果たす重要な役割をよりよく理解することと、バイオエネルギー作物の成長と収穫高に影響を与える土壌のプロセスについての新しい洞察を得ることである。

「植物と微生物の複雑な相互作用は地球上の植物生命を維持するうえで大切な役割を果たしている。この研究から得られる知見は究極的には地球のシステムをよりよく理解し、モデル化することに役立ち、またバイオエネルギーになる作物の能力を改善する可能性がある」とDOEの微生物・環境研究科学部アソシエートディレクター、ウェザーワックス(Sharlene Weatherwax)氏は述べている。

大学、企業、非営利研究機関が代表機関として応募することができ、DOEの国立研究所や他の政府研究機関と共同研究できる。ファンディングは、ピア・レビューに基づいて、競争的に授与され、今会計年度から3年間の助成金として支払われる。

ファンディングの予定総額は3年間で総額6,600万ドルとなり、後続年度のファンディングは議会の歳出予算割当如何による。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]