[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
Innovate UK
元記事公開日:
2019/02/05
抄訳記事公開日:
2019/04/12

英国建設業の未来を変革するAIとデジタルデザイン

AI and digital design to transform future of UK construction

本文:

2019年2月5日付Innovate UK の標記発表の概要は以下のとおり。

人工知能(AI)を使用して建設プロジェクトを予測・計画し、起こりうる遅延を回避することは、英国が建物やインフラの建設方法を変革するための資金を獲得するアイデアの1つである。

より効率的で高度な技術を備えた生産的な建設業界を支援するべく、産業戦略チャレンジ基金を通じて研究開発・イノベーション・プロジェクトに1,800万ポンド強が投資される。英国研究・イノベーション機構(UKRI)によるこのファンディングは、1億7,000万ポンドの政府投資と、業界からの2億5,000万ポンドのマッチング投資という建設業界変革チャレンジの一環を成す。

合計1,330万ポンドで24件のプロジェクトを助成しており、これにより産業界と研究基盤とのイノベーションに向けた協力が可能になる。全てのプロジェクトについて最終目標は次のとおりである。

  • 建物の設計・管理を支援するデジタル対応シミュレーションの開発
  • 建物の品質を向上させるべく、現場外(工場)生産方式の採用
  • 建物内での有効電力発電と蓄電

成功を収めている研究のリーダーが有能なチームを編成し、建設業界変革チャレンジの一環として複雑な研究プログラムに挑戦するのを支援する目的で、さらに500万ポンドが投資される。このファンディングの対象には4件の研究プロジェクトがある。これらプロジェクトは、デジタル設計による3Dプリントのコンクリート部品の可能性を探ることから、建設におけるオンサイト・オフサイト両方でのロボット使用の検討にまで及ぶ。

[DW編集局]