[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
米国科学振興協会(AAAS)
元記事公開日:
2019/02/14
抄訳記事公開日:
2019/04/16

AAAS会長が科学はナショナリズムの高揚に抵抗すべきであると語る

Science Should Resist Rise in Nationalism, Says AAAS President

本文:

2月14日付、米国科学振興協会(AAAS)の標記記事の概要は次のとおりである。

科学者はナショナリズムの潮流に立ち向かうべきである、なぜなら、国際協力が研究のブレークスルーにとって最高の機会を提供するからである、とAAAS会長のマーガレット・ハンブルグ(Margaret Hamburg)氏は語る。「科学コミュニティは全世界で高まりつつあるナショナリズムの犠牲者になってはならない。科学が最高の状態となるのは国際的な活動の場であり、科学を進歩させるためには、どこにいる者であろうと、最も優れて聡明な科学者たちの協力が不可欠である。」と続ける。

ハンブルグ氏は「越境する科学」を本年度のAAAS年次大会のテーマに選び、学際的、多国籍パートナシップが重要な科学的課題を解決するのにいかに重要であるかを強調した。「国内で行っているやり方に終始しているよりも生産的だと証明されている、このような科学を支援し強調し続けていきたい」と言う。

年次大会初日のプレス朝食会で、ハンブルグ氏とAAAS CEOのホルト(Rush Holt)氏は、グローバルな科学コミュニティは、特に女性やマイノリティのインクルージョン(包括)を推進することによっても強化される、と語った。

「科学が成長できる環境を守るのが我々の役目であり、多様性を推し進め、偏見に対抗し、機会をはぐくまなければならない。科学が人類のために貢献できるような条件を整えるのが我々の役割と考える。」とホルト氏は語る。

「フェイクニュース」や「もう一つの事実」の時代にあって、科学を実践する環境が変化してきた。今まさに、米国や世界中で政策決定者と市民が、かつてないほど科学や科学の専門知識の価値を疑問視している。」とハンブルグ氏は語る。

このような状況下で、今までにないほど、科学者は遺伝子編集、人工知能、ロボットのような技術に「責任ある管理」を施さなければならない、とハンブルグ氏は言う。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]