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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国家麻薬取締政策局(ONDCP)
- 元記事公開日:
- 2019/02/27
- 抄訳記事公開日:
- 2019/05/07
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迅速で非開封型のオピオイド検出ツール開発に向けた155万ドルのチャレンジ公募を開始
Multi-agency Partnership Launches $1.55M Challenge for New Solutions to Detect Opioids
- 本文:
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2019年2月27日付の国家麻薬取締政策局(ONDCP)による標記発表の概要は以下のとおりである。
国土安全保障省(DHS)科学技術局はこのほど、米国税関・国境警備局(CBP)、ONDCP、米国郵便検査サービス(USPIS)と共同で、オピオイド検出チャレンジ(総額155万ドルのグローバル・コンペティション)を開始した。この「チャレンジ」ではイノベータに対して、国際郵便を通して合衆国に売買されている違法なオピオイドの発見に役立つ、迅速で非開封型の検出ツールを開発するための斬新な計画の提出を求めている。
フェンタニル(主に鎮痛や麻酔に使われる強力な合成オピオイド)のようなオピオイドの乱用が、全米で前例のない公衆衛生上の危機を引き起こしている。2017年には、約5万人の米国人がオピオイドの過剰摂取により死亡した。フェンタニルの大規模な麻薬密売は、通関手続き地などのルートだけでなく、郵便で送られる小包によっても行われる可能性があるため、検出が大きな課題となっている。
この「チャレンジ」では、法医学から産業品質保証、人工知能など、米国へのオピオイドの流入の防止に役立つ幅広い分野のイノベータを求めている。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]