[本文]

国名:
フランス
公開機関:
国立科学研究センター(CNRS)
元記事公開日:
2019/03/05
抄訳記事公開日:
2019/05/07
元記事の言語:
フランス語

地質学が太陽系の過去の状態に関する定量的データを提供

Quand la géologie révèle les secrets du Système solaire passé

本文:

2019年3月5日付国立科学研究センター(CNRS)の標記報道発表の概要は以下のとおり。

太陽系の混沌とした性質の故に、天文学者たちはこれまで、6,000万年以上昔の惑星の位置と軌道を計算することは不可能であると推定していた。ある国際チームが、地質学的データを分析することにより2億年前の太陽系の状態に遡ることができる方法を示すことによって、この障壁を乗り越えたところである。この研究には、天文力学・天体暦計算研究所のCNRS(パリ天文台・PSL / CNRS /ソルボンヌ大学/リール大学)の天文学者が参加しており、研究内容は(2019年3月4日の週の)国立科学アカデミー論文集に掲載されている。

過去の気候変動は、地球上の地層にその痕跡を残している。層序観察から、地球の軌道のパラメータを決定し、そして他の惑星の状態を推定することが可能である。

研究者らは、北米大陸の地質層における主として2回のボーリングを通して、太陽系の過去の状態に関する定量的データを抽出することができた。その結果は、例えば2億年前は、地球の偏心が今日の240万年の周期に対して170万年の周期で振動したことを示している。

研究チームは、他の高緯度地質学的堆積物を研究することで、これらの結果を改良できると期待している。

[DW編集局+JSTパリ事務所]