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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2019/03/12
- 抄訳記事公開日:
- 2019/05/08
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連邦政府が飛躍的イノベーション庁設立委員会を設置
Bundesregierung setzt Gründungskommission für die Agentur für Sprunginnovationen ein
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3月12日カルリチェク連邦教育研究大臣とアルトマイヤー連邦経済大臣は飛躍的イノベーション庁(SprinD)設立委員会の委員長にハルホフ教授(Prof. Dietmar Harhoff/マックス・プランク知的財産法・競争法・租税法研究所長)を指名。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。
飛躍的イノベーション庁(SprinD)設立委員会はSprinDマネジメントの選考および拠点選択等のプロセスに関して連邦政府に助言し、同庁の創立から正式な設立に至るまでを見守ることになる。
カルリチェク大臣は「設立委員会の設置により、飛躍的イノベーション庁の立ち上げのための礎石を置くことになる。イノベーション、アカデミア、経済界、政界から専門家を集めて、能力を発揮してもらうことになる」と強調し、「ドイツにおけるイノベーションのポテンシャルを市場での成功に繋げるため、共に協力していく」と続けた。
設立委員会ではアカデミアと経済界からのイノベーション専門家ならびにドイツ連邦議会の議員が協力する。委員長ハルホフ教授はイノベーション、起業、戦略的企業マネジメント、産業経済の専門家として国際的に認知されている。
アルトマイヤー大臣談:「設立委員会を統括するためにハルホフ教授を招請できたことは誠に喜ばしいことである。教授は12年にわたり研究イノベーション審議会(EFI)の委員長を務められ、ドイツのイノベーションシステムについて余人に代えがたい方である。教授はその経験により、この庁を発足当初から正しい軌道上に乗せ、“made in Germany“の飛躍的イノベーションを成功に導くであろう」。
連邦閣議は昨年、BMBFおよび連邦経済エネルギー省(BMWi)の支援の下に飛躍的イノベーション庁の設立を決定した。
SpringDは、技術的に特に新しく、そして新たな製品やサービスおよび付加価値連鎖によって、市場を変革させるインパクトを持つポテンシャルの高いイノベーションを立ち上げることを目標としている。
BMBFは今月中に同庁の設立準備のためAIエレクトロニクス領域におけるパイロット公募の第一回目の告示を行う。
設立委員会はハルホフ教授以下、大学教授、連邦議会議員、民間人等合計12名によって構成される。
[DW編集局]