[本文]

国名:
フランス
公開機関:
国立科学研究センター(CNRS)
元記事公開日:
2019/03/11
抄訳記事公開日:
2019/05/09
元記事の言語:
フランス語

ロボットとの対話は、人間との対話ほど楽しいことではない

Discuter avec un robot n’est pas aussi plaisant que de converser avec un humain

本文:

2019年3月11日付国立科学研究センター(CNRS)の標記発表の概要は以下のとおり。

人間同士の対話は、ロボットなどの人工エージェントとの対話よりもヒトの脳の社会的報酬システムをより活性化する。これがCNRSとエクス=マルセイユ(Aix-Marseille)大学の研究者が実証したことである。

研究者らは、機能的磁気共鳴画像法を用いて、人間またはロボットパートナーとの議論に従事している参加者の脳活動を初めて記録した。その結果は、王立協会の発行する学術論文誌「Philosophical Transactions」(2019年3月11日付け)に記載されているが、人間との会話が、ロボットとの同様の会話と比較して、扁桃体、大脳基底核、視床下部の活動の有意な増加を引き起こすことを示している。

これらの最初の2つの脳構造は報酬回路に関与しており、後者は特に社会的つながりを促進する神経ペプチド、オキシトシンを合成する。この研究によるデータは、議論の対象であるこの社会的行動に関する脳の基礎の研究に供するべく、科学界に提供される。

[DW編集局+JSTパリ事務所]