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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- エネルギー省(DOE)
- 元記事公開日:
- 2019/03/04
- 抄訳記事公開日:
- 2019/05/10
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エネルギー省(DOE)が次世代原子力科学者・工学者のための奨学金・フェローシップを発表
- 本文:
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3月4日付け、エネルギー省(DOE)による標記記事の概要は次のとおりである。
DOEは原子力工学で学位取得を目指す、または、その他の核エネルギーに関連する科学・工学プログラムに関わる学部生と大学院生に45件の奨学金と33件のフェローシップを含む総額500万ドル以上を支給することを発表した。
「原子力を推進し、国家のエネルギー、環境、安全保障のニーズを満たすには、優れた多様性のある労働力が不可欠である。現政権は、なおも産業界に立ちはだかる課題に挑む将来のイノベーターを支援する。」と原子力エネルギー局副次官補のエドワード・マクギン(Edward McGinnis)氏は言う。
学部生1人あたりの奨学金は7,500ドルで次年度の教育費の補助となり、3年間の大学院フェローシップは1年につき5万ドルで大学院での勉強と研究費の補助となる。フェローシップにはさらに、学生とDOEのエネルギー研究プログラムとの関係強化を目的とした国立研究所または他の認可研究所でのインターンシップを支援する5,000ドルも含まれている。
2009年よりDOEはおよそ800件の奨学金とフェローシップ、総額約4,400万ドルを原子力エネルギー関連の学位を目指す学生に支給した。原子力エネルギー関連のフェローシップを終えた学生の93%はさらに上の原子力エネルギー教育に進むか、DOEの国立研究所、他の政府機関、学術機関、または民間企業でキャリアを得ている。これまでにフェローシップを勝ち取った学生の中、7人は大学の教授となり原子力エネルギー関連の研究に従事しており、1人は2018年度の原子力エネルギー局研究開発賞を受賞した。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]