[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
エネルギー省(DOE)
元記事公開日:
2019/03/06
抄訳記事公開日:
2019/05/16

エネルギー省(DOE)が中小企業のイノベーション技術開発と技術移転を支援するために1億ドルの投資

DOE Announces $100 Million in Small Business Innovation and Technology Funding

本文:

3月6日付け、エネルギー省(DOE)による標記記事の概要は次のとおりである。

DOEの中小企業イノベーション研究(SBIR)・中小企業技術移転(STTR)プログラムは2019年度フェーズ2ファンディング提案公募(Funding Opportunity Announcement : FOA)で約1億ドルのファンディングを用意したと発表した。

「中小企業は米国経済のバックボーンであり、中小企業に科学技術の研究開発強化のためのより大きな機会を提供することは米国全体の経済安全保障を強化することになる」とDOEのペリー(Rick Perry)長官は述べている。

DOEの下記の局がFOAに参画している。

  • サイバーセキュリティ・エネルギー安全保障・緊急対応局
  • 国防核不拡散局
  • 電力局
  • エネルギー効率・再生エネルギー局
  • 環境管理局
  • 化石エネルギー局
  • 核融合科学局
  • 高エネルギー物理局
  • 原子力エネルギー局

フェーズ1のグラントを獲得した中小企業はフェーズ2のグラントを最長2年間継続できる。グラントの金額は、研究のテーマにより最大100万ドルか150万ドルとなる。フェーズ2のグラントは、フェーズ1で初期のフィージビリティ研究開発を行った企業が、試作品や新しいプロセスを開発することでそのイノベーションを実用化することを可能にする。

さらに、これまでにフェーズ2のアウォ―ドを獲得した中小企業は二回目、三回目のフェーズ2グラントを最長2年間、最高で110万ドルを受け取ることができる。三回目のフェーズ2は今回が初めてで、2019年度ジョン・マケイン(John McCain)国防権限法で議会により承認された。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]