[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)
元記事公開日:
2019/03/14
抄訳記事公開日:
2019/05/17

「素晴らしい地球を取り戻そう」:新規12名のハイレベル研究者がフランスの気候温暖化対策の研究室に合流

Make our planet great again : 12 nouveaux chercheurs de haut niveau vont rejoindre les laboratoires français

本文:

2019年3月14日付高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)の標記報道発表の概要は以下のとおり。

マクロン大統領は2017年6月1日に気候温暖化対策推進を呼びかけ、政府は優先研究プログラムを開始した。これは研究運営をCNRSに委託し、ANRが公募を実施するものである。最初の2回の応募者の中から32名のハイレベル研究者が国際審査委員会によって選抜され、気候変動対策で先端を走るフランスの研究室に合流した。

3回目の今回は、85名の応募があり、そのうち12名が審査委員会によって選抜された。3名が北米出身で、8名が欧州出身(内3名が英国、3名がドイツ)、1名がアジア出身である。彼らは間もなくフランス各地にあるフランスの研究所に合流し、これで「素晴らしい地球を取り戻そう」の助成対象者の総数は42名になる。

採択されたプロジェクトには、例えば、太陽電池と蓄電装置の統合、気候変動の地質学的マーカー、極地における温暖な気候期間の変動と強度、気候と金融リスクとの間の関連性、がある。

上記研究者らは3~5年の期間にわたって資金支援を受け、プロジェクト推進者の経験に応じて「将来への投資」プログラム(PIA)から、50~75万ユーロの資金支援を受ける。 これには受け入れ側の研究室や機関によって提供される少なくとも同等の追加支援がある。

[DW編集局+JSTパリ事務所]