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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 英国研究・イノベーション機構
- 元記事公開日:
- 2019/03/11
- 抄訳記事公開日:
- 2019/05/22
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英国バイオバンクの新しい遺伝子データが、世界の医療研究コミュニティに提供される
New genetic data offers unprecedented resource for health research
- 本文:
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2019年3月11日付英国研究・イノベーション機構(UKRI)の標記発表の概要は以下のとおり。
このほど5万人の新しい遺伝子データが医療研究者にとって利用可能となり、これまでにないリソースを提供することで、ヒト生物学の理解を深め、治療上の発見を支援する。
英国バイオバンクのエキソーム配列データの新しいデータが、世界の医療研究コミュニティで利用可能となる。これは、主にUKRIの医学研究会議(MRC)およびウェルカム・トラストが資金支援している医療研究のための主要な国家リソースである英国バイオバンクの創設原理に適うものである。
英国バイオバンクは、2006年から2010年にかけて、このプロジェクトに参加する40〜69歳の年齢層の50万人を全国から募集した。彼らは検査を受け、その後の分析に必要な血液、尿、唾液のサンプルを提供し、彼ら自身に関する詳細な情報を提供し、彼らの健康を追跡することに同意した。
一部の人々が特定の病気を発症し他の人々は発症しない理由を、科学者が発見するための助けとするべく、このデータは長年にわたって強力なリソースとして組み込まれることになる。
この最新のデータは、英国バイオバンク、リジェネロン(Regeneron)社(米国)、GSK社(英国)の共同作業を通じて、リジェネロン遺伝学センター(Regeneron Genetics Center)で作成されたもので、詳細な健康記録、イメージング、その他の健康関連データにリンクされている。シーケンシング・分析活動はすべて、参加者のプライバシーと機密保持の原則を最大限に配慮し尊重しながら、匿名で行われる。
リジェネロン社はまた、2020年までに、残りの45万人の英国バイオバンク参加者のエキソーム配列決定を完了すべく、バイオ医薬品会社のコンソーシアム(Abbvie社、Alnylam社、AstraZeneca社、Bristol-Myers Squibb社、Biogen社、ファイザー社、武田薬品工業㈱を含む)を主導している。また、GSK社は新薬開発のための遺伝研究進展に役立つ英国バイオバンク等のイニシアチブに4,000万ポンドの投資を約束している。
[DW編集局]