[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
米国航空宇宙局(NASA)
元記事公開日:
2019/03/12
抄訳記事公開日:
2019/05/23

月・火星計画と2020年度予算に関するNASA長官の声明

NASA Administrator Statement on NASA’s Moon to Mars Plans, FY 2020 Budget

本文:

2019年3月12日付けの米国航空宇宙局 (NASA)による標記記事の概要は以下のとおりである。

トランプ大統領による2020会計年度におけるNASAの予算は、同機関にとって記録上最も強力なものの1つである。210億ドルで、同予算は昨年の要求よりも6%近く増加した。

今後10年間で、革新的で新しい技術とシステムを使って月面のより多くの地点をこれまで以上に探索する。今回は、月面での滞在を実施する。また、次の大きな飛躍、すなわち火星に宇宙飛行士を送るために、月へ向かう段階で学んだことを活用する。

当予算はNASAの低地球軌道での成功を基盤としたものであるとともに、NASAの専門知識とその商業および国際的なパートナーの専門知識を組み合わせた持続可能な探査活動を行うためである。NASAは、宇宙飛行の新たな時代の先導役を務める。

この予算で、我々の地球と太陽を研究するNASAの重要な業務は、何世代にもわたって人類のためになる。NASAは木星の月エウロパへのミッションとジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の打ち上げにより、未知を明らかにする。火星サンプルリターン・ミッションの計画と開発を継続する。

この予算はまた、革新的な航空技術研究への支援を継続する。NASAは、空の旅をより安全で、より環境に優しく、より効率的にし、次世代の超音速飛行を開拓し続ける。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]