[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2019/03/28
抄訳記事公開日:
2019/05/28

Girls’ Day 2019:少女たちのSTEM職業への関心を啓発

Girls’ Day 2019: Mädchen machen digitale Zukunftsmusik

本文:

少年少女(10歳から12歳)の職業選択と学業専攻に関する調査が公表され、これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

カルリチェク大臣はGirls’ Day 2019に当たり発表された同調査に関して次のように語った。
「少女たちも技術の価値を評価し、STEM職業への熱意がが示されている。少女たちは、手工業、IT関連の職種、また技術的、自然科学的領域の未来の職業に大きな関心を抱いている」。調査によると、アンケートに回答した女子生徒の半分は、数学、IT、自然科学および工学領域の職業で働くのは面白い、と答えている。
カルリチェク大臣はGirls’ Day 2019の開催中に“Junge Tüftler gGmbH“(「若い修理屋有限責任会社」)のデジタルプロジェクトを訪問する。Girls’ Day のイベントには、全国で約10万人に及ぶ少女が参加した。

大臣は少女のグループと共にJunge Tüftler社のプログラミングの世界を訪れ、三つのステーションでサウンドロボットの製作とそのプログラミングの方法を体験した。

大臣は「少女たちは音響ラボで、ロジック、創造性、熱意をもって実験を行い、とても楽しい時間を過ごした。プログラミングとアルゴリズムの助けを得て、共同で実験音楽を作曲した。音楽を作りあげる楽しさは1人1人皆に伝わっていった」と印象を総括した。

連邦政府はGirls’ DayおよびBoy’s Dayの準備と実施を支援している。期間中は若者たちの関心を幅広い職業および学習の選択へと向けさせようとするものである。生徒たちは「典型的な女性の職業」や「典型的な男性の職業」といった思い込みによる、従来の役割分担を克服するように勇気づけられることになる。少年少女たちはこれまで知られていない職業フィールドでの様々なインスピレーションを得て、個人的な能力や秘めた才能を見出すべきである。

2018年のイベントでSTEM職業を知った女子生徒の37%は将来技術系職業に就くことを想定できるとしており、Girls’ Dayで得られた経験は持続的な効果を持っている。

[DW編集局]