[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
元記事公開日:
2019/03/25
抄訳記事公開日:
2019/05/31

ブリストル振興のための野心的な研究プロジェクト3件に各々最大5万ポンドの支援

Science Minister announces funding for cyber security and screen entertainment projects in Bristol

本文:

2019年3月25日付ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の標記報道発表の概要は以下のとおり。

クリス・スキッドモア(Chris Skidmore)科学担当大臣は、ブリストルの振興策として、野心的な研究プロジェクト3件が各々最大5万ポンドの新規政府投資を受けると発表した。これは、ブリストルで盛況なサイバーセキュリティ産業とエンターテインメント産業、および南西部の世界的に認知されている環境科学の強みを基盤とするものである。

上記プロジェクトのうち2件はブリストル大学が主導し、3番目のプロジェクトはエクセター大学が主導する。いずれも、2017年の新産業戦略の一環として発表された、英国研究・イノベーション機構(UKRI)の「地域の力基金」(Strength in Places Fund)から、初期段階ファンディングによる助成を受ける。

英国全土で23件のプロジェクトが最大5万ポンドの助成を受けている。それらのプロジェクトは提案をさらに発展させて、評価プロセスの第2段階に進む。その後、最も有力なプロジェクト4~8件が、プロジェクトを遂行させるために、今年後半にそれぞれ1,000万から5,000万ポンドの助成を受ける。

ブリストル大学が率いる “Cyber Wales and West” プロジェクトは、イノベーションの境界の拡大につながる新しいサイバー・ホットスポットの創設を目指している。これは学術的な人材とテストベッド・プラットフォームによって、英国の主要なサイバー企業を引き付けるものである。

ブリストル大学が主導する2つ目のプロジェクト”My World”は、活気に満ちた創造的なクラスターを創出することで、ブリストルとバースの映像ベースのメディアに対する評判を高める方法を検討する。

その一方で、エクセター大学は、英国気象庁やプリマス海洋研究所など多数のパートナーと協力して「環境インテリジェンス促進機構」の設立を目指している。これは、意思決定のために環境データによりアクセスしやすくするものである。

[DW編集局]