2019年3月29日付国立研究機構（ANR）の標記発表の概要は以下のとおり。

ANRはオープンサイエンス領域におけるFlash公募を開始する。オープンサイエンス国家計画の一環として予定され、フレデリック・ヴィダル大臣が発表したこの公募は、学術領域別、学術分野別、専門別に、研究データに関するオープンサイエンス原則の適用方法についての提案を、科学界自身に求めることを目的としている。

本公募には次のことを実現する狙いがある。

• 最先端の技術と実践を推進するべく、幅広い学問分野のコミュニティによって活性化できる成果の創出を可能にする研究への資金支援、
• 歴史的にデータに関する構造化が進んでいない科学界にもこのアプローチを適用する

最終的には、フランスにおけるデータを中心にした複数分野コミュニティの構造化を狙う。広い意味でのデータ（暗号化されたデータ、テキストデータ、シリアルデータ、画像、ビデオ、音声のほかソースコードなど、および関連するメタデータ）が期待される。

研究期間は12、18、および24カ月である。Flash公募は、ANRのための特定の資金提供手段として、ピアレビューの原則から逸脱することなく、短期間で提案を採択して資金支援することを可能にする加速メカニズムに基づいている。

[DW編集局+JSTパリ事務所]