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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州研究会議(ERC)
- 元記事公開日:
- 2019/03/27
- 抄訳記事公開日:
- 2019/06/04
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2018年度ERC先端助成金(Advanced Grant)の受賞者の発表
- 本文:
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2019年3月27日に欧州研究会議(ERC)が発表した先端助成金の受賞者の中で、注目されるプロジェクトの概要は以下のとおり。
- 業務プロセスの自動改善
研究者: Marlon Dumas氏、Tartu大学(エストニア)
ファンディング:2,349,965 ユーロ(5年間)
プロセス改善の新たな機会を見出し得るような次世代ツールの開発を狙ったもの。プロセスの実行に関するデータを分析するアルゴリズムに基づき、潜在的な改善点を体系的に自動的に探る。この方法では機械学習と最適化技術が組み合わせて用いられる。 - 再生可能燃焼のシュミレーションと制御
研究者:Thierry Poinsot氏、国立科学研究センター(CNRS、フランス)
ファンディング:2,495,335 ユーロ(5年間)
第1に過剰電力で生成された水素を燃焼させるために、新しい燃焼システムを開発するか、既存のシステムを改良する。これにより、大容量の蓄電施設に蓄えられた再生可能エネルギーを事実上無制限の期間にわたって利用する機会が生まれる。第2は水素を活用して、化石燃料と水素を燃焼させる燃焼室の性能向上を図り、汚染と騒音を減らし、安定性、操作性、効率の向上を図る。 - 帝国主義の時代から20世紀後半までの、東欧および国境を越えた女性の労働行動主義
研究者:Susan Carin Zimmermann 氏、中央ヨーロッパ大学(CEU、ハンガリー)
ファンディング:2,499,947 ユーロ(5年間)
帝国主義の時代から冷戦期を経て新自由主義の到来まで、驚異的な変革をもたらした1世紀の、東欧地域とその政治的・社会的変化について探究する。(労働者階級の女性の重要な役割に関する新たなビジョンの提供を目指す) - 現代社会における健康な体内時計の保存方法
研究者:Johanna H. Meijer氏、ライデン大学医療センター(オランダ)
ファンディング:2,233,251 ユーロ(5年間)
人間のような昼行性の動物の体内時計を解明し、それを反対の方法で光に反応する夜行性動物と比較することで、我々の休息パターンの再プログラムを試みる。 - 群衆の知恵を活用して都市を賢くする
研究者: Dirk Helbing 氏、スイス連邦工科大学チューリッヒ校(スイス)
ファンディング:2,499,500 ユーロ(5年間)
スマートシティ・アプリケーションを自己管理するようにデジタル技術で市民を支援することが、集中管理方式よりも効果的であるかどうかを立証することを目的とする。
- 業務プロセスの自動改善
[JSTパリ事務所]