[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
エネルギー省(DOE)
元記事公開日:
2019/03/26
抄訳記事公開日:
2019/06/05

DOEが初期段階の太陽研究プロジェクトに対し1億3,000万ドルのファンディングを発表

Department of Energy Announces $130 Million for Early-Stage Solar Research Project

本文:

2019年3月26日付けのエネルギー省(DOE)による標記記事の概要は以下のとおりである。

本日、エネルギー省(DOE)は、初期段階の太陽光技術を促進するための新しい研究に対する、最大1億3,000万ドルのファンディングプログラムを発表した。トピックは以下のとおり。

トピック1. 太陽光発電(PV)の研究開発(2,600万ドル)
国民や企業により低価格な電力を供給するため、PVのコストを半減させることを目指す。大幅なコストダウンを達成するために、性能向上、材料費および製造コストの削減、PVのセル、モジュールおよびシステムの信頼性の向上に注力する。

トピック2. 集光型太陽熱発電(CSP)の研究開発(3,300万ドル)
いかなる時間または時期においても電力を供給できるCSPを実現する技術や、キロワット時あたり0.05ドルという2030年を目処にしたCSPのコスト目標を達成するための技術に焦点を当てる。たとえば、新材料の開発や製造コストを顕著に下げる製造技術等の開発を含む。

トピック3. システムのソフトコストの削減のバランス(1,700万ドル)
太陽光システムにおけるハードウェア以外の要素のコスト削減に取り組む。立地の選定や許認可、資金調達や現地の規制等への対応などに要するコストを削減することで、PV市場を活性化する。

トピック4. 製造業におけるイノベーション:ハードウェアインキュベーター(1,000万ドル)
PVのコストを下げることのできる初期段階の製品アイデアを持ち、かつ迅速に製品化につなげることのできる革新的な企業を支援する。

トピック5. 先進的太陽光発電システム統合技術(4,400万ドル)
増大するPV発電量を、コスト効率が高く、安全、強靱、かつ信頼性の高い方法で、電力網に統合させる電力事業者の能力向上を支援する。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]