[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
大統領府科学技術政策局(OSTP)
元記事公開日:
2019/03/29
抄訳記事公開日:
2019/06/07

宇宙天気事象に対する米国の重要インフラとセキュリティの防備体制強化

Enhancing America’s Preparedness for Space Weather Events

本文:

2019年3月29日付の大統領府科学技術政策局(OSTP)による標記発表の概要は以下のとおりである。

トランプ政権は、宇宙における米国の優位を再び活性化させ、月探査計画等を推進する方針である。これを踏まえ、太陽嵐やフレアといった宇宙天気への備えも強化することとしている。その一環として、トランプ政権は新たに「国家宇宙天気戦略・行動計画」を発表し、今後の宇宙天気事象に対する米国の重要インフラとセキュリティの適切な備えを図ろうとしている。本計画では、次の3つの重点目標とそれらの達成のための施策を掲げている。

  • 国家安全保障、国土安全保障、ならびに商業資産・業務の保護の強化
    宇宙天気事象が重要インフラや国家安全保障上の資産に与える影響を評価し、対策技術やアプローチの開発・展開に役立てる。
  • 宇宙天気事象の正確でタイムリーな特性評価・予測手法の開発と普及
    事象の発生場所や強度等の重要な特性を含む予測情報を適切に提供することにより、インフラや資産の安全性や強靱性を高める。
  • 宇宙天気事象への対応と回復のための手順の確立
    手順の作成、運用、改善を通じて影響の緩和や生命の保護に役立てる。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]