[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防総省(DOD)
元記事公開日:
2019/04/03
抄訳記事公開日:
2019/06/10

国防総省(DOD)が2019年度大学研究ファンディング採択を発表

DOD Announces Fiscal Year 2019 University Research Funding Awards

本文:

2019年4月3日付け、国防総省(DOD)による標記記事の概要は次のとおりである。

DODは総額1億6,900万ドルにおよぶ、長期に亘る多分野大学研究イニシアチブMultidisciplinary University Research Initiative(MURI)のファンディングを獲得した24の研究チームを発表した。

1985年に始まったMURIは、DODの単独研究者の基礎研究グラントを補完するもので、軍と社会の両方に多大なる貢献をしてきた。例えば、1987年にMURIのあるチームは自己組織化材料やマイクロ・コンタクト・プリンティングを初めて実証した。このような実証はナノ科学の重要な基礎を築き、マイクロ流体力学、新規センサー、診断、エレクトロニクスなどを含む分野で画期的な成果を達成した。他の特筆すべき例には、ナノ構造材料がフォトニクス応用のための新規材料特性を達成したことや、コンピュータ・ビジョン・システムの向上、微小光学とマイクロメカニカル・サブシステムを用いた新規パスウェイ光エレクトロニクスなどが含まれる。

2019年度の公募では、陸軍研究局、空軍科学研究局、海軍研究局が、DODと軍にとって重要な24の分野で公募を行い、295件の応募から24件が採択された。24チームは73の米国の学術機関に亘り、1チーム当たり、年間約1,500万ドルが3年から5年に亘って支給される。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]