[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立科学研究センター(CNRS)
元記事公開日:
2019/04/15
抄訳記事公開日:
2019/06/14

カナダ、フランス、英国がAIの社会的課題に関する一連の研究ワークショップを開催

Le Canada, la France et le Royaume-Uni lancent une série d’ateliers de recherche sur les enjeux sociétaux de l’intelligence artificielle

本文:

2019年4月15日付国立科学研究センター(CNRS)の標記報道発表の概要は以下のとおり。

カナダ先端研究機構(CIFAR)、フランス国立科学研究センター(CNRS)、英国研究・イノベーション機構(UKRI)は、「人工知能(AI)と社会」プログラムの一環として、AIが社会に与える経済的、倫理的、政治的、法的な影響を調査する目的で、一連の研究ワークショップを立ち上げた。

デジタル・アシスタントでも自律走行車でも、人工知能技術は我々の生活の中でますます重要な位置を占めているが、その責任ある倫理的な発展について深刻な懸念が持ち上がっている。2019年6月から2020年6月にかけてカナダ、フランス、英国で開催される新しい研究ワークショップでは、社会科学、人文科学、法律、工学、コンピュータサイエンス、政治、ビジネス、市民社会からの、さまざまな観点を動員した国際協力に焦点を当てる。学際的なチームが、様々なグループの人々や業界に与えるAIの影響について調査する。

ワークショップでは、予想される北極紛争からAIシステムへの社会的信頼、医療行為に対するAIの影響に至るまで、多くの問題に対するAIの世界的影響を扱う。3か月をかけた厳格な選考プロセスの結果、8件のワークショップが対象となった。各ワークショップは最大5万カナダドルの資金支援を受け、支援総額は40万カナダドルになる。

[DW編集局+JSTパリ事務所]